2014.04.19 第50回 2083ゼミ 活動レポート

2083ゼミのアウトプット企画のせいか、最近発信したい欲がおさまらないくろのです。
2010年5月9日の初回開催から約4年、2083ゼミもとうとう50回目を迎えました〜パチパチパチ!そんな50回を記念して、2083ゼミのメンバーによるアウトプット企画を実施。今回はゲストの方々にもお越しいただいて企画発表をご覧いただきました。

【アウトプット企画・お品書き】

(1) 演奏会マナーについて
(2) 冊子作り隊
(3) 3DS音源打ち込み隊
(4) ゲーム音楽検索システムを試しに作ってみた
(5) 演奏された曲調査隊

(1) 演奏会マナーについて

発表するゼミメンバー

発表するゼミメンバー

この企画はゲーム音楽の演奏会の増加にともなって、演奏会に参加する方々向けの目安とすべく、また、2083ゼミのメンバーには、演奏者、観客、運営など、多様な方々が集まっている点も生かして、ゼミ内で色々な意見を集約してまとめたものを用紙で配布しました。

「演奏中の私語や飲食、物音」「録音・録画・撮影」「拍手」「服装・身だしなみ」などなど、演奏を聞く側としてどのようにすればよいか、といった点がコンパクトにまとめられていました。

ゼミメンバーによるこれらの説明の後に、ゲストの方も含めて5段階評価による納得度調査のアンケートを行ったところ、おおむね納得したとのご回答をいただくことができました。ありがとうございました。

5段階評価以外に自由記述形式での意見をいただきましたが、「何故、これはいけないのか具体的に知りたい」「過去の事例を踏まえたものを知りたい」と、より踏み込んだ事例に興味を持っていただけたようです。

個人的には最近演奏会に慣れてしまっていて、「これは当たり前じゃないか〜!」と思うことも多少あります。ゲーム音楽の演奏会の場合、固有の事例や事情はあるものの、一般的にわかりやすく説明されている場所があると、今後の参考になりそうでいいですね(^^

(2) 冊子作り隊

「そういえば2083ゼミは何をやっているところなの?よくわからない・・・」という声を少なからず聞きます。そんな2083ゼミをわかりやすく紹介したい!ということでこの「冊子作り隊」が結成されました。今回はいわゆるかわら版形式で作成(クリックで画像ファイルを表示できます。)。
2083ゼミ新聞(準備号)_01
2083ゼミ新聞(準備号)_02

「2083ゼミって?」「研究・演奏・交流を柱とした活動内容」「昨年実施の第2回2083ゼミ合宿」「2014年の課題」「マンガ・2083ゼミマン」のコンテンツでお送りしました。「マンガ・2083ゼミマン」は初回にもかかわらずいきなり予想外の展開で驚きました。。。

担当のゼミメンバーからは、今後はもっと発展して「メンバーの紹介記事」「今回のような研究発表をまとめた冊子」などの構想も持ち上がりました。

冊子媒体は2083ゼミ内ではまだまだ発展途上のコンテンツですが、そんな発展途上だからこそ、色んな意見を取り入れていいものを作りたいとのことです。

そこの興味ありそうなアナタ、今後の活動としていかがですかっ!

(3) 3DS音源打ち込み隊

ゼミメンバー内でも曲の打ち込みが好きなメンバーがいまして、バンブラで曲を交換したり、KORG M01で打ち込んだ曲を披露しあって・・・
と言いたいところですが、実際は挫折しているメンバーも少なからずいる状況です(汗)。

そんな方々のためにゼミメンバーの方がこの企画を立ててくださいました!

代表的な「大合奏バンドブラザーズ(バンブラ)」「KORG M01」についてどのように操作して曲を打ち込んでいくか、打ち込んだ作品の披露などしていただきました。

また、3月の2083ゼミ「これが2083ゼミのアウトプットβ版だっ!」の中でこの企画の準備段階として1時間ぐらいの「KORG M01」の操作方法レクチャーを実施、レクチャーを受けたゼミメンバーのうちの1人が、その成果としてイースの「To make the end of battle」を披露してくださいました。なかなかの力作に仕上がっていて、思わず「おおおっ」という声が聞こえていました。

これらのソフトはちょっと敷居が高いこともありますが、操作方法などの基本をある程度覚えてから改めて使ってみると、ずいずいっとはまり込んでいく感覚が得られます。興味を持ったそこのアナタも、家でこれらのソフトが積んであるそこのアナタももう一度使ってみませんかっ?!

(4) ゲーム音楽検索システムを試しに作ってみた

今回のシステムを作るにあたっての経緯を説明中。

今回のシステムを作るにあたっての経緯を説明中。

遡ること2年前の2083ゼミの初回合宿。

ゲームをやっていなくても演奏会で演奏された楽曲の詳細を知り、楽しむための手段があってもいいのでは?

とあるゼミメンバーがそんなコンセプトの元にこの企画を立ち上げました。
そしてその後・・・

「進捗どうですか?」
「\ダメでした/」

当初は「楽曲に対する説明」「楽曲に対する感想の共有」「演奏会で演奏された楽曲のまとめ」の3本柱で企画したものの、「演奏されたゲーム音楽を眺める切り口は?」という点で演奏曲名称の取得やそれにかかる労力がとんでもない、ということで「もっとシンプルに」との趣旨で再登場です。

コンセプト:
ゲームをやっていなくても楽曲の詳細を知り、
楽しむための手段があってもいいのでは?

コンテンツ:
「楽曲に対する説明」
「楽曲に対する感想の共有」

そして、担当のメンバーが作成したシステムを実際の使い方を交えて発表。なかなかにシンプルで、それでもって「楽曲ごとに感想を書いて共有できる」というもので、当方も早速試したところ、反応が得られて面白い面白い。

これはイケる!試してみたい!と思ったところで、担当メンバーが課題を指摘。

このシステムには楽曲のデータベースが必要なのですが、これがいいものが意外にもないということで。。。うむぅ。。。その他にもユーザインターフェイスなどの課題も。

と、さまざまな課題もありますが、、やっぱり演奏会のあとは身近なところで感想を言い合うのも大事、とのことで・・・

\おいでよ2083ゼミ!/

このシステムは、SNSなどを併用してより身近にゲーム音楽を語り合うツールとしての有用性が垣間見えました。

(5) 演奏された曲調査隊

こちらも2083ゼミ合宿がきっかけで立ち上がった企画。昨今、ゲーム音楽の演奏会が多くなってきていて、どの演奏会でどの曲が演奏されたかわからなくなってきていまして、それらをまとめてみないか、との趣旨です。

今回はまず初回発表ということで、以下の条件で集計してみました。
2083Webに掲載されているもののうち、2013年に開催されたゲーム音楽に関するコンサート・ライブ全79演奏会で演奏された曲の「ゲームタイトル」
・細かく集計するのではなく、大まかな傾向として集計

ゼミメンバー有志による地道な集計作業の末、結果は以下!
1位 FF10
2位 FF6
3位 クロノトリガー
4位 DQ3
5位 クロノクロス、ロマサガ3
7位 聖剣LoM、FF8
9位 FF5、FF、DQ7

2位のFF4は、FF6の誤りです(汗

2位のFF4は、FF6の誤りです(汗

1位のFF10は「ザナルカンドにて」が多くの団体で演奏されていたため、今回の結果となりました。ただ集計方法を変えたり継続して集計することによって異なる結果が得られる可能性もあること、楽曲の著作権者のスタンス、演奏形式による演奏回数の変動、ランクインしていないもののセガの楽曲が意外に多く演奏されていること(タイトル別は少ないが、メーカー別では多い)、演奏された背景などを細かく調査していくことにより更に面白い結果が見えてくるので今後も継続的に調査していきたい、との担当メンバーからの意見でした。

また、曲単体での演奏が多い曲に関しては(*)、ゲームを知らなくてもこの曲はよく聞くという意見も聞かれたりしていたため、ゆくゆくは曲単体で有名となる候補では、という意見もありました。
(*)今回の調査では「ザナルカンドにて」「妖星乱舞」「風の憧憬」2012年はFF7の「片翼の天使」が多かった。

これらの発表が終了後はみんなで演奏タイム。今回はゼミメンバー・ゲストともに小型シェイカーでの参加が多かったため、演奏中もシェイカーの音がよく聞こえていました。気軽に演奏に参加できるのが2083ゼミのいいところですね〜、ちなみに楽譜が読めなくても十分に参加できますヨ!当方も読めません!(キリッ

シェイカー隊(星のカービィ より 「グリーングリーンズ」演奏中)

シェイカー隊(星のカービィ より 「グリーングリーンズ」演奏中)

なぜか踊る人が…w (428 〜封鎖された渋谷で〜 より「タマ」演奏中)

なぜか踊る人が…w (428 〜封鎖された渋谷で〜 より「タマ」演奏中)

そして最後は2083ゼミ50回記念ということで写真撮影パチリ!

全体写真

全体写真

皆様、お疲れ様でした〜。

次回ゼミのご案内

ゲストの方を招いての、次回2083ゼミの開催予定は未定です。
ゲスト募集を行う際には、当ブログやTwitter(@2083semi)でお知らせ致します。

→次回ゼミは6/29(日)13時から、自由が丘の緑が丘文化会館で行います!詳しくは次回ゼミレポートでお伝えします。