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2015.3.15 (日) 第60回 2083ゼミ 活動レポート

さよなら、みんな。。。
3/15(日)、2083ゼミはその長い歴史に幕を降ろしました。

お世話になったゼミの最後くらい、そばで見送ってやりたい。
そんな思いから北海道から駆けつけました、
私TOKAが第60回ゼミレポートを担当させて頂きます。

今回のゼミの目玉は何と言っても、ゼミの名称変更会議!
「ゲーム音楽研究団体 2083ゼミ」は、
「株式会社2083」と混同されがちでした。
実を言いますと、私もちゃんと区別出来たのは入団後だったり。

こんな事態を防ぐため、みんなで新たなゼミの名称を考え合いました。
しかし、これがなかなか難しい。

新たなゼミの名称に、どんな思いを込めて名前を付けるのか?
この団体が周りと区別して特徴付けられる「個性」とは何なのか?
皆が使っている「ゼミ」という略称は残すのか残さないのか?
そもそも今の名称にある「ゼミ」や「研究」とは何ぞや?
自分たちは普段の集まりの中で一体何を目的に活動しているのか?
私たちはどこから来て、どこに行くのか?

…哲学的な迷宮を若干彷徨う事になりつつも、
名称について白熱した議論がなされただけでなく、
私たちが普段行っている活動内容や目的と言った原点に立ち返ることができ、
非常に面白い内容の議論になりました。

さてその結果なのですが…
残念ながらまだお教えする事は出来ません。

名称変更の他にも、運営体制や4starについて、
また今後のゼミの活動内容などを話し合い、
リニューアルの準備を着々と進めております。

新名称での活動開始は4/1からになりますので、
私達の新たな活動を、コンゴトモヨロシク。

 

 

 

ぶっちゃけまだ新名称ちゃんと決まってな(ry

2015.1.31 (土) 第58回 2083ゼミ 活動レポート

「譲れない札があるんだよお!!」

閑静な住宅街の一室に響き渡る悲壮、喧噪、牽制の声。

1/31(土)に平井コミュニティー会館で開催された新年最初の2083ゼミの模様をお届けいたします。てもりです。

今回はゼミ開催前に、合宿にて好評を博した「ゲーム音楽かるた」を開催しました。札の内容も一新し、オーソドックスなルール、二回戦は自陣の札を早く無くす源平戦ルールを行いました。

どのメンバーもお気に入りの作品の曲「嫁札」がある中、曲にいち早く反応する者、お手つきで手が出せない中嫁札を持って行かれる者、作曲家は同じでも違う作品に翻弄される者、次々と生まれる名言など。今回もかなり白熱した内容となりました。いつかゲストさん有りの際に開催できたらいいなと思います。

そしてメインのゼミでは、昨年1年間の反省、そして今後の活動に向けての話し合いをじっくり行いました。合宿の内容含め、こちらは3月もメンバー内で議論していく予定です。

また、昨年から行ってきたアウトプット活動についても今後継続していく予定です。メンバー個人でもゼミでやっていきたいことがいくつか上がり、今後詰めて行き、実現に向けて活動していきます。

話し合いの中では、ゼミの名称を変えたいという話も…?乞うご期待です。

最後は昨年行われたゲーム音楽の演奏会について各々の感想を述べて終了となりました。昨今の演奏会事情について、「ゲーム音楽への愛とは」など深い話もあり、密度の濃い時間となりました。

ゲスト参加ゼミは4月以降の詳細は未定となっておりますが、様々な企画を考えております。楽しみにお待ちください!

2015.02.21(土) 第59回 2083ゼミ予告!

2015年2月21日(土) に開催される、第57回2083ゼミの予告です!

(1)FF・DQ・ポケモンの音楽について語ろう

FF・DQ・ポケモンの音楽について語ろう!というテーマでお送りします。
FF・DQ・ポケモンは、ナンバリングタイトル・関連タイトル等も含めて、今まで多くのタイトルが発表されてきたメジャータイトルであるということは、間違いがないことだと考えます。
これらメジャータイトルの音楽について、一度じっくり語る場を設けることも意義があると考え、今回、このテーマをお送りする運びとなりました。

語る内容は、ナンバリングタイトルを中心として、作曲家の方々・曲が流れる場面について・曲に関連するキャラについてetc…、基本的にはフリーとしています。
(具体的な進め方は、当日ご説明させて頂きます。)

FF・DQ・ポケモンの音楽に興味のある方は、参加してみてはいかがでしょうか。

★第59回「2083ゼミ」 詳細★

1.日時
2015/02/21(土) 13:00~17:00

2.場所
田道住区センター三田分室 レクリエーションホール

3.アクセス
※詳細は上記リンク先をご確認ください。
JR・東急目黒線 目黒駅から徒歩7分

4.懇親会
ゼミ終了後に懇親会を予定しております。興味のある方は是非とも懇親会までご参加ください。

5.受付期限
2015年2月14日(土) 24:00
申し込みはこちらから。
→参加受付は締め切りました。(2015/2/15更新)

演奏を希望する方は、受付フォームでご連絡下さい。

皆様のご参加、お待ちしております!

2014.12.20 (土) 第57回 2083ゼミ 活動レポート

今年最後の2083ゼミ!12/20(土)に小岩図書館で行われた「第57回2083ゼミ」レポートです。
今回のレポートはmayuriが務めさせていただきます。

今回はゲストをお迎えしてのゼミでした。
ゲスト様なんと17名!合計35名の大人数となりましたー。
会場をたくさんの人でいっぱいにしての開催でした!!

今回のゼミは盛りだくさん!

まずは初めてゼミに参加された9名の方からの自己紹介タイムがありました!
みなさんそれぞれ、好きなゲームやゲーム音楽について触れられていて、聞いているだけでとても興味深いですね!!!あのゲームが好きとか!後で話しかけてみようかな! といったきっかけにもなりました。

そしてオススメ紹介コーナー。今、コレがおすすめ曲です!と言う曲を紹介するコーナーで、今回は3名の方が紹介されました!

そしてここからは発表タイムです!
今年、2014年は、通常のゼミとアウトプットの両立をテーマに活動をしてきました。そのうちの4つの企画から、発表がありました!

まずは【演奏会マナーについて】です。
ここ数年ゲーム音楽の演奏会が増えてきましたが、そうすると演奏会を聴くのは初めてでマナーについて分からない、知りたいといった声も出てきます。そういった方向けのガイドとして作成することになりました。
今回はそのアウトプットについて資料が配布されました。
自分が良い、と思っているマナーでも他の人と違ってることもあるかもしれません。皆で話していけるといいですよね!

次は、【3DS音源打ち込み隊】の発表です。
こちらでは、3DSで音楽の打ち込みソフトが発売されて出来るようなったので、自分で作ったりアレンジしてみようと言うことで、3DSのソフト(バンブラDXやKORG M01D)等を使用し、活動をしてきました。

今回は12月ということもあり、「冬」をテーマにした作品を発表しました。
冬の世界にぐっと引き込まれた時間でした!

続いて、【冊子作り隊】の発表です!
こちらでは、2083のメンバー紹介誌や小研究発表まとめ等を、冊子作成しよう! とのコンセプトで活動をしてきました。
今回は2083ゼミはどういう人の集まりなのか、皆どんなゲームが好きなのかを感じられる新聞を作成しよう!とのことで、Twitter等のアイコン、名前、好きなゲーム、好きなゲーム音楽作曲家、ひとことが詰まった素敵な冊子を配布しました!!今まで知っていたメンバーでも、「あ。このゲーム好きなんだ!」と新たな一面も発見できてとても良いですね!ゲスト参加者も冊子を見て、「あ、あの人このゲームが好きなんだ!」と話題づくりにできた方もいたようです!

そしてそして、【演奏された曲調査隊】の出番です。

こちらでは、演奏会で演奏された曲を調査・集計し、そこから見えてきた傾向を発表するをテーマに活動してきました。今までにもそれぞれの期間で発表をしてきましたが、今回は2014年の演奏された曲についての調査結果発表が行われました。
※2083WEBに掲載された演奏会情報を元に集計しています、とのことです!

気になると思うのでもう結果をどばん! と出してしまいます。

まずは2013年振り返り!
1位はFFXでした!!

そして2014年の演奏された曲ランキングはどうだったかと言いますと!言いますと!

1位:ドラゴンクエスト3
2位:ファイナルファンタジー6
3位:ファイナルファンタジー7
4位:ファイナルファンタジー9
5位:ドラゴンクエスト4
6位:ファイナルファンタジー8
7位:ファイナルファンタジー5
8位:ファイナルファンタジー4、ドラゴンクエスト6、ドラゴンクエスト10、聖剣伝説LEGEND OF MANA

と言う結果になりました!!!
たくさんの方が知っているタイトルはやはり人気!ということでしょうか!!
見事に同じ文字が並んでいますね。

レポートでは結果をばん! と出しましたが、ゼミの時間では参加者に「どのゲームタイトルがランクインしているでしょう!」と質問する形で進み、とても盛り上がりました!!!

そして本日の目玉コーナー!
「2014年ベストサントラを決めよう!」の時間がやってまいりました!

こちらは当日までにゼミメンバー、および本日参加のゲストからオススメ、とノミネートされた音楽を紹介しあい、「これこそ2014年を象徴するゲーム音楽!」というのを2083ゼミで勝手に選出するコーナーです。
※2013年12月16日(月)~ 2014年12月19日(金)の期間に発売されたゲーム・ゲーム音楽サントラであり、スマホアプリ系、アレンジCDは含む。作曲家オリジナルは含まない。サントラは出ていなくともゲームがでていればOK! 等のルールで決定しました。
詳細ルールは2014.12.20(土) 第57回 2083ゼミ予告!にございますのでご覧ください。

まずはノミネート作品を1つずつ、制限時間3分の中で紹介してもらいました。そして全部聞き終わったあとにいくつかのグループに分かれ、ノミネート作品を聞いてどう感じたか等を話しあってもらい、最終的に自分が「これだ!」という作品を決め、投票します。投票では、「これがベスト!」を1曲。「いいね」と感じた曲(複数回答OK)を選びました。
※ランキングづけは、ベスト1曲だけでまずは集計し、ベストが同一票だった場合には「いいね」獲得数が多いもの順、とのルールで集計しました。

その結果の・・・・・・・発表です!

■「2014年ベストサントラを決めよう!順位発表!!
※数字は「ベストサントラ得票数」- 「いいね獲得数」
1位  6-22 ゼルダの伝説 神々のトライフォース2 サウンドセレクション
2位  5-19 ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス オリジナル・サウンドトラック
3位  5-16 DRAG-ON DORAGOON 3 ORIGINAL SOUNDTRACK
4位  3-18 The Wonderful 101
5位  2-22 ドラゴンポーカー
6位  2-17 星のカービィトリプルデラックス
7位  2-17 テラバトル
8位  2-14 艦隊これくしょん -艦これ-
9位  2-11 ポケモンORAS
10位 1-15 ソリティ馬

と、いう結果になりました!!
ノミネート作品はジャンルも様々なので、自分が普段聞かないジャンルの曲を聞くこともでき、新たな発見がありました!私自身、この時間で初めて聞いて、「この曲いいな!まさかこのゲームでこんな曲が使われてるとは!!!」と驚きを感じつつの投票でした!!!こんな気づきができるのも2083ゼミならでは!といった感じで良いですね!!

最後に、2014年振り返りを代表より話してもらい、2014年のゼミは締めくくられました。

2083ゼミは来年も活動をしてまいりますので、気になった方はぜひぜひ参加してみてくださいね!!!

今年一年、ありがとうございました!!!!

第3回2083ゼミ合宿レポート(3日目)

というわけでゼミ合宿も3日目、最終日でございます。

ゼミ合宿3日目のレポート担当は、今年こそは全日参加と意気揚々としていたが最終日しか参加できず無念な77drが担当します。

3日目最初のプログラムは、2日目に続き小研究発表(後半の部)。
前半に引き続き、様々なアプローチから繰り出された小研究について僕の個人的感想をたまに入れつつざっくりと紹介させていただきます。

■小研究発表(後半の部)

◯ ゲーム音楽とアイリッシュ音楽について

ケルト、アイリッシュの影響を受けたと思われるゲーム音楽、また何故影響を受けているのだろうかということに関する発表が行われました。
そもそもケルト・アイリッシュとは?という説明もあり、一層理解が深まったと思います。アイルランドの丘にある聖剣を引き抜きに行きたいと強く思いました。とても強く。

◯ ゲームをプレイせずに聞くゲーム音楽

ゲームをプレイせずにゲーム音楽を聴く時、音楽単体としての魅力を抜きにして、どのようにして作品の世界観の理解を深めて聴くかということを、発表者の経験を基に発表されました。
ゲーム音楽としての魅力を感じるために、サイトを見る(キャラ、あらすじ、ゲーム画面などゲームの情報を得る)、ファンの声を聞く・・・などプレイ以外にもゲーム音楽を楽しむ手段が説明されなるほどなーと思いました。

◯ イナズマイレブンの楽曲について

とても愛に溢れた資料と発表でイナズマイレブン、そして光田さんに関する研究・・・もとい愛を語っていただきました。
個人的には楽曲の良さもそうなのですが、イナズマイレブンシリーズのシナリオの規模の大きさの変化に大いに興味を惹かれました。宇宙って。

◯ ペルソナ楽曲公式公演の歴史

現在までに開催されたペルソナ関連公式ライブの歴史を規模・演奏された作品・形態・関連する話題などなど、様々な面から紐解いていきました。
ちなみに発表者は発表の後にこの日開催のPERSONA MUSIC BOX 2014に向かって飛んでいきましたヽ(*´∀`)ノ

◯ 耳コピ講座 vol.1

リズム・メロディー・ハーモニーの3要素をベースに、今回は主にリズム(拍)を中心に取り上げた発表・・・というより講座でした!
途中ポケット楽典の紹介もあり、合宿終了後に購入したメンバーもチラホラといる模様です。
今回vol.1ということで、次回の発表がとても楽しみです待ち遠しいです(耳コピできるようになりたいなあと思い早数年の77dr)

今回も発表と思わせて愛を語る場になったり、とてもバラエティ豊かな小研究発表となりました。
小研究といってもそこまで堅苦しくないのです、とは毎度言ってはいるのですがやはり”研究”と名がつくと堅いイメージになってしまうので何かいい他の名称が欲しいなあと個人的には思っております。

そしてゼミ合宿最後のプログラムは恒例の皆で演奏タイム。
ベースを初めて数ヶ月というメンバーが堂々たる演奏をしたり、と思ったらコケロミン(テルミン)との共演を果たしメンバー一同を驚かせたり、華麗なピアノ演奏に聴き惚れたり、最後はメンバー全員で演奏したりなどしてゲーム音楽の楽しさを味わいました。
楽器をはじめて少ししか経ってない!という方でも気軽に参加できるのもゼミの演奏の良い所だと思います。今回僕なんてiPhoneアプリでぽちぽちタップして演奏に参加してましたしヽ(*´∀`)ノ普段のゼミでも演奏の時間を取っている事が多いので、気になっている方はぜひとも!おこしください!もちろん演奏以外も楽しいです!

そんなこんなで、とても楽しかった第3回2083ゼミ合宿は幕を閉じました。
去年も楽しかった楽しかったと書いた記憶がありますが、合宿で行ったことがゼミの活動の新たな着想になることもあり、そういった意味でも重要なイベントだと僕は思っています(唐突な遊んでばっかりじゃないよアピール)
次回は(関東から考えて)遠方で開かれる演奏会に合わせて合宿しようかとか、メンバーのプレゼンで開催地が決まる…?ような話も出ており、今からどのような展開になるのか予想ができません。じ、次回こそは全日参加するぞ…

第3回2083ゼミ合宿レポート(2日目)

合宿2日目!だよ!

ゼミ合宿2日目のレポート担当は、遅ればせながらスマホゲームにも最近手を出し始めたなかむらが担当します。
今日のレポートは、2日目企画の1つであるディスカッションタイムでの議題「なぜ私たちはゲーム音楽が好きなのか」を中心にお伝えできればと思います。

さてさて、前日4時くらいまで起きていたゼミメンバーを尻目に、無常にも時計の針はゼミ開始時刻の9時を告げます。

そんなゼミメンバーの目を覚ますには、体操が一番…。ということで朝イチの活動は、今流行りのようかい体操!
ようかいたいそう

体をほぐしても眠いことを妖怪のせいにしながら、ゼミ合宿2日目スタートです。

2日目、最初のプログラムは小研究発表。
普段、ゲームやゲーム音楽に対して考えていることを、各メンバーがゼミメンバー内で発表する企画です。
各人の発表内容はもちろんのこと、それに対する議論もアツい!ということで、毎年恒例企画となっています。
今年のゼミ合宿では2日目と3日目の2日間に渡って行われました。

ちなみに現在、2083ゼミ全体として取り組んでいる研究内容は12月のゼミで発表する予定ですので、こちらもお見逃しなく!

さて今回、2日目の小研究発表で発表されたテーマに関して、ずずずずいっと説明させていただきますぞ。
いずれのテーマもTwitterでは実況させてもらいましたが、興味を持って頂いた発表はあったでしょうか?
メンバー間での意見交換・新しい知見の発見等が今回も多くあり、また1つ、ゲーム音楽研究にあたっての視点が広がったように思えます。

■2014/10/18(土)の小研究発表内容

①コーラスのあるゲーム音楽について

合唱の形態を整理しながら、コーラスのあるゲーム音楽の紹介、合唱曲が流れる場面の考察が紹介されました。

②音ゲーから見たゲーム音楽

音ゲーの音楽は、ゲーム音楽として見られてないのでは?という疑問から生まれたテーマです。
音ゲーの曲は短い時間の中で、いかに印象づけるかという点で「ゲーム音楽」と共通項はあり、研究対象としたいという主張でした。

③飲食店でゲーム音楽を流そう

1日の時間の流れとカフェの運営形態を関連づけて、名時間帯で流すのに適しているゲーム音楽を紹介してもらいました。

④ゲームプレイのハードルを下げるためには

「ゲーム音楽は、ゲームをプレイした上で聴くのが一番楽しめる」と考えた場合、ゲームをプレイするまでのハードル(例:据え置き機が買えない)はどのようにすれば下げられるか?という疑問から生まれた発表です。

⑤ゲーム音楽はプログレなのか?

プログレとして定義されている楽曲を聴き直し、プログレとゲーム音楽の共通項を探る試みでした。

お昼をはさみ、午後からはディスカッションタイム!テーマは「なぜ私たちはゲーム音楽が好きなのか。」
今回のレポートではディスカッションの概要をお伝えします。
概要とは言え長文になりますが、私たち2083ゼミの活動の中でもとくに濃密な時間を通じて得られた成果であり、ぜひともお読みになって頂ければと思います。
今思い返しても、長時間に渡って白熱した議論が行えたことに、少なからず満足感を覚えています。

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■2014/10/18(土) ディスカッション企画

(1)テーマ

「なぜ私達はゲーム音楽が好きなのか。」

(2)挙げられた仮説

①J-POP、クラシック等は作曲家(バンド)の手による純粋な音楽作品であるが、ゲーム音楽は、シナリオ・絵・プログラム等と共にゲームを構成する一部であるため、キャラやシチュエーション等、付加される情報量が多いためでは?
②ゲームはストーリー・音楽・絵・プログラム等の総合芸術であり、その作品性と音楽が切り離せないためでは?

このような仮説が挙げられましたが、映画・アニメ音楽、TVCM曲、クラシック等でも同様のことが言える場合もあるため、「ゲーム音楽にしかない」要素とは一体何なのかと考えました。

(3)「ゲーム音楽にしかない」要素とは

J-POPやクラシックなどは基本的に既に作られた作品や世界観を受動的に鑑賞する聴き方がメインとなりますが、ゲーム音楽は作品内の世界に対して(擬似的に)プレイヤー自身としてストーリーに関わりをもった上での聴き方ができます。
ゲームのエンドロールには「プレイヤー自身もこの作品の一部ですよ」ということを意味する『AND YOU』という表現がよく使われますが、この「プレイヤーが参加する」という行為が、音楽への愛着を強固なものとしており「ゲーム音楽」という音楽ジャンルを特別なものにしているという説が出されました。

(4)ゲーム音楽への興味の深まりの3段階

様々な議論を経て、ゲーム音楽への興味を深めていくにあたっては、下記の3段階があるのではないかと考えました。

■第1段階 「ゲームそのものを楽しむ」
(BGMとして聴く、この時点では曲はあまり意識しない)

■第2段階 「ゲームから切り離し、ゲーム音楽単体で楽しむ」
(サントラ、録音、演奏、etc…)

■第3段階 「ゲーム音楽そのものに興味を持つ」
(作曲家を意識して聴く、アレンジ版、未プレイの曲も聴く、人に曲を薦める、etc…)

さらに、第3段階の先についての案が出されました。

(5)未完成な音楽への「参加」

第3段階までは、ゲーム音楽を「聴く」という行為を通じた楽しみ方でしたが、ゲーム音楽を「演奏する」という行為を通じて楽しむ方々(アマチュア奏者・楽団等)もいます。
ゲームには、機器や容量の制約や作り手の意図によって表現されなかった箇所があるために、ゲーム音楽は「未完成」なものであると考えることもできます。
そこをオーケストラや吹奏楽という編成で再現したり、アレンジャー自身の解釈や色を出したりすることで、表現されなかった箇所を自分達で補完し、受け手でありながら創作する側に回るという、参加型の創作行為が近年では多く見受けられるようになりました。

「未完成」な存在であり「創作者」の一員として加わる余地があることが、ゲーム音楽の特別性の一種と言えるならば、
ゲーム音楽に対して自分達の手を加え、表現行為を楽しむ行為は、第3段階を更に超えた第4段階の楽しみ方(※楽しみ方の優劣を述べているわけではなく)と言えるのかもしれません。

(6)まとめ

「ゲーム音楽が(特別に)好き」な理由として、下記2点があるのではないかという結論に至りました。
①ゲームのストーリーに対して、プレイヤーとして「参加」しながら聴く音楽であること。
②「未完成」な音楽であるがゆえに、創作サイドとして「参加」する余地のあること。

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ディスカッション後、夜の部では、ゲーム音楽かるた・マリカー大会・スマブラ大会・飲み会等…普段のゼミではなかなかできない楽しみ方で、各々が楽しく夜を過ごしましたとさ。

明日は最終日!2083ゼミの糖分もとい広報担当のななどら君のレポートです!

第3回2083ゼミ合宿レポート(1日目)

みなさんこんにちは。
2083ゼミメンバーたちの合宿が10月17日(金)~19日(日)に行われました!
今回その2泊3日の合宿の1日目のレポートを担当させていただきますのは、
合宿ではしゃぎすぎて熱で少し寝込んだ芹花です、どうぞよろしくお願いします。

今回の合宿は秩父で行われるということで、池袋に集まり特急列車で向かいました。
老若男女、楽器を持っていたりいなかったり、不思議な団体に見えたこと間違いなしでしょう。
特急車内ではゲーム大会になるかと思いきや、皆おとなしくすごしました。
きっとこれからはしゃぐための力をたくわえていたのでしょうね。

秩父駅構内がアニメ「あの花」一色に染まっており驚いた一同、
秩父といえば蕎麦!ということで昼食は蕎麦を堪能しました。
地ビール「秩父ビール」なんかも堪能しちゃったりして、ワイワイと楽しみました(※平日昼です)。

軽く買出しも済ませまして、いよいよ宿に到着。ここからがゼミ活動ですよ。
初日午後はディスカッションタイムです。
テーマは
「次世代の若者にゲーム音楽を好きになってもらうには」
「ゲーム音楽のアレンジについて」
の2つでした。

とは言ったものの人数もあまりまだ多くなかったため、雑談や脱線を交えつつのディスカッションでした。
本格的な研究ゼミはもっと人が揃ってから、ということで親睦を深めることが中心となりました。
アレンジについて、自分の好きなアレンジ楽曲を原曲と比較しながら聴いたり、
まったりと過ごしているとあっという間に夕飯の時間です。

と、美味しいミックスフライを堪能したあとは「ゲーム音楽カルタ」のテストプレイの時間です!
「ゲーム音楽カルタ…?」と思われる方も多いかと思いますが、ルールはいたって単純!
「絵札の代わりにゲームタイトル」
「読み札の代わりにゲームBGM」
ただそれだけです、とってもわかりやすいでしょう?
というこのゲーム音楽カルタ、「面白そうじゃない?」という意見から実際に作成し、テストプレイをしてみました。
あくまでテストプレイということで少人数でのプレイとなりましたが、思いのほか白熱!
2日目の本番が楽しみになるテストプレイとなりました。

そんなこんなで1日目も「ハサントラタイム(担当者がDJとなって思い思いのゲーム音楽を流す時間)」を行いつつ、
初日の合宿は終了!となりました。
もちろんその後も皆思い思い、ゲームをしたり語らったり…。
4時くらいまで起きていた面々もおりました。まだ1日目だよ!大丈夫なの!?(私はその結果、熱を出しましたw)

と、合宿1日目は観光しつつのまったりとした会でした。
ゼミメンバーが続々集結する2日目からが本番です!レポートに乞うご期待!

2014.11.02 (日) 第56回 2083ゼミ 活動レポート

11/2(日)、メンバーのみの2083ゼミが行われました。
今回のゼミレポートも77drが担当いたします。ゼミ合宿レポートは今しばらくお待ちください!お待たせしてすいません!

さて今回のゼミはメンバーのみということで、今年掲げていたアウトプットという目標への進捗確認、12月ゼミで何をするか、来年の前半のスケジュールの策定などを行いました。

まずアウトプットというテーマに対する活動ですが今回のゼミで進捗の報告が行われました。
前回のゼミレポートでも述べましたが、アウトプットに関しては12月に発表という形を取ることになりました。
基本的に1人の発表である小研究と異なり様々なテーマを複数人のメンバーで取り組んだ成果を発表するということで、今から楽しみです。

そして12月ゼミに関してなのですが、先述の発表に加え、年末恒例となりつつある「2014年ベストサントラを決めよう!」を行うことになりました!
基本的に前回と内容といいますかルールといいますか、そのあたりは変わりません。
詳細やゲスト参加受付はこちらから。
ちなみに昨年の様子はコチラのレポートをご参照ください!

最後に来年の前半のゼミのスケジュールなどについて大まかに決定いたしました。
来年は4starオーケストラ2015が開催されるので少しイレギュラーなスケジュールになるかもしれませんがゲスト参加可のゼミは行われる予定なのでお楽しみに!

それでは来月のゼミまでお待ちください!

2014.12.20(土) 第57回 2083ゼミ予告!

2014年12月20日(土) に開催される、第57回2083ゼミの予告です!

(1)アウトプット発表会

2014年4月に実施した、第50回2083ゼミでのアウトプット発表会の進捗報告を行います!
前回のアウトプット発表会の様子はこちらから。
今回は下記アウトプット企画の進捗を報告する予定です。
興味のある方は、ぜひとも足を運んでみてください。

① 演奏会マナーについて
② 演奏会調査隊
③ 冊子作り隊
④ 3DS音源打ち込み隊

(2)「2014年ベストサントラを決めよう!」

ゲスト、メンバー問わず2014年のオススメゲーム音楽を紹介しあい、これこそ2014年を象徴するゲーム音楽!というのを2083ゼミで勝手に選出します。
最近のゲームちょっと分からないんだけど・・・という方も全く問題なし!
この機会に是非最近のゲーム音楽に触れてみてはいかがでしょう。
ちなみに、2013年のサントラベスト10を決定したゼミレポートはこちら!

★流れ★

1.事前準備
①ゼミメンバー、及びゲストの方のオススメCDを募り、ノミネート作品を選出します。

2.当日
①ノミネート作品を実際に試聴します。
②グループワークを実施し、ノミネート作品の中からベスト10を選びます。

★ルール★

1.ノミネート期間
■2014年11月8日(土)〜2014年12月7日(日)
最もオススメのゲーム音楽CD(またはゲームタイトル)1タイトルとその中のベスト一曲をノミネートします。

2.持ち時間調整期間
■2014年12月7日(日)~2014年12月10日(水)
参加状況を確認し、1人あたりの持ち時間を決定します。

3.ノミネート対象作品
■2013年12月16日(月)~ 2014年12月19日(金)の期間に発売されたゲーム・ゲーム音楽サントラ
※スマホなどアプリ系含みます。
※アレンジCDも含みます。
※作曲家のオリジナルとかは含みません。
※サントラが出てなくてもゲームが出ていればOK!
※移植など場合によってはゼミ運営メンバーの方で除きます。

4.ゲスト参加者の方へのご連絡
■ノミネート期間中(ゲスト登録受付期間)に、最もオススメのゲーム音楽CD(またはゲームタイトル)1タイトルとその中のベスト一曲をゲスト登録フォームからお伝えください。もちろん、ノミネートは行わない聴き専でも大丈夫です。
■持ち時間調整期間に、1人当たりの持ち時間をご連絡します。

※ベスト一曲は視聴タイムで流せます。(有名タイトルなどは他の方とかぶる場合もございますので複数曲ご用意いただくと確実です)
※再生機材として、CDラジカセを準備しております。サントラを流したい方は、CD媒体でご持参ください。iPodからの再生も可能です。他の媒体での再生を希望する方は、ご自分で再生機器をご用意ください。

★諸注意★

今回の2083ゼミでは、設備の都合上、演奏タイムは設けません。ご了承下さい。

★第57回「2083ゼミ」 詳細★

1.日時
2014/12/20(土) 13:00~18:00 #終了時刻は18:00となり、いつもよりも1時間遅くなります。ご注意下さい。

2.場所
江戸川区立 小岩図書館 視聴覚室

3.アクセス
※詳細は上記リンク先をご確認ください。
・徒歩の場合
JR総武線 「小岩」駅から徒歩15分
・バスの場合
JR総武線 「小岩」駅から
京成バス〔小72〕一之江駅・瑞江駅・江戸川スポーツランド 行き
「小岩警察 区民館」下車 徒歩8分 または
〔小73〕瑞江駅・江戸川清掃工場・江戸川スポーツランド 行き
「小岩郵便局」下車 徒歩10分

4.懇親会
ゼミ終了後に懇親会を予定しております。興味のある方は是非とも懇親会までご参加ください。

5.受付期限
2014年12月7日(日) 24時00分

申し込みはこちらから。

→締め切らせて頂きました。参加申し込みされた方には、追って当日のタイムスケジュール等をご連絡致します!

皆様のご参加、お待ちしております!

2014.09.14 (日) 第55回 2083ゼミ 活動レポート

9/14(日)、平井コミュニティ会館にて第55回2083ゼミが行われました。
もう55回も開催されているのかーとちょっと感慨深くなった77drが今回のレポートを担当いたします。目指せ100回!

さて、今回はメンバーのみのゼミとなりまして、色々と話し合いをいたしました。内容としては

・10月の2083ゼミ合宿の内容
・11月以降のゼミの流れ

の2本となります。

2083ゼミ合宿

まず合宿の話し合いを行いました。3日間にわたる合宿なのですが、
今回はいつものようにディスカッション、小研究発表、演奏タイムに加え「ゲーム音楽かるた」を作ろう!!という企画が立ち上がりました。
初めて聞いた時全く想像ができなくて、どんな感じなんでしょうと聞いてみたところ企画だけ立ち上がってて内容もまだ決まってないということで(笑)、これからどうなるのか色んな意味で楽しみになっております。もしかしたら今後のゼミで実際に行う時がくる・・・かも?

そして今回のディスカッションでは、テーマが「なぜ我々はゲーム音楽が好きなのか」「ゲーム音楽の曲のアレンジについて」「次世代の若者にゲーム音楽を好きになってもらうには?」の3点となる予定です。どれも深く語り合いそうで時間が足りるのが今から心配です。特に「なぜ我々はゲーム音楽が好きなのか」・・・なんとも哲学的といいますか各々のルーツが見られそうでわくわくしています。

また日頃の運動不足を補うために(?)ようかい体操を踊ろうという企画もあり、過去の2回のゼミ合宿もそうでしたが来月の合宿が楽しみです。
合宿はメンバーのみですが、例年通り合宿レポートを今年もお届けいたしますのでお楽しみに!

11月以降のゼミの流れ

次に11月以降のゼミの流れについて話し合いを行いました。当初は11月はゲスト参加可のゼミとしていたのですが、
今年1月に決めた今年の方針である何らかのアウトプットを行うということについて再度話し合い、12月ゼミでそれを発表する場を設けて11月はその制作に使うということになったため、11月はメンバーのみゼミとし、12月にアウトプットの発表および1年の振り返りをするゲスト参加可ゼミを行うこととなりました。
11月ゼミに参加しようかなと思っていた方々には大変申し訳ございません。その分12月ゼミを楽しみにお待ちいただければと思います。

というわけで、しばらくゼミの開催まで期間が空いてしまいますが、Twitterでの発信などは随時行っていきますのでご期待ください。