6/29(日)に緑が丘文化会館で行われた「第52回2083ゼミ」のレポートです。
今回のレポートを務めさせていただきます、あもと申します。
今回はゲストをお迎えしてのゼミでした。(2083ゼミに所属しているメンバーを「ゼミメンバー」、募集に応じて集まって頂いた参加者の皆様を「ゲスト」と呼んでいます。)
ゼミメンバーよりゲストさんが多く、ゲスト18名とゼミメンバー16名で合計34名の大人数でした。机やいすがいつになく並んでおり、壮観でした。
さて、今回のゼミ内容は、参加者全員で、自分が一押しするゲーム音楽一曲を紹介し合おう!という企画です。
(1)一押しゲーム曲の紹介
みなさん、2083ゼミに来たからには、ゲームの音楽が好きという共通点があると思います。
しかし!その中でも聞いてもらいたい、お気に入りだ!という曲はそれぞれ違う・・・。
それを証明するかのように、ファミコンから最近まで、さまざまな音楽が紹介されました。
【一推し曲紹介のルール】
ルール1:一人につき一曲を3分間流すことが可能。
ルール2:流す曲は『ゲーム中に流れた曲』。オーケストラアレンジ曲、ボーカル曲は対象外。
ルール3:アレンジ曲は対象外ですが、リメイクや移植したゲームで使われた曲はOK。
ルール4:ゲーム内で使われた曲であれば、同人ゲームやPCゲームなど、どんなゲームでもOK。ジャンルは問わず。
1人3分の紹介は、それぞれの個性が出ていました。
身振り手振りの人やおすすめの聞き所を紹介したり、DSよりGB版のほうが音が好き、などのこだわりどころや、実際にゲームを操作して音楽を流す人(台詞を飛ばす音などが入って笑いが起きました。サントラが発売されていないまたは、サントラが入手困難なもの?)を発表してくれました。
また、自前でフリップやPV(けれど、当日忘れてしまいそのまま発表になった)を用意していた猛者も現れました。
発表を終えてみて、紹介する音楽がかぶらないようにと、あえてマイナー路線のゲーム音楽紹介になったのかな、と感じる所もありました。
しかし、ゲームを知っていても知らなくても、改めて聞くことでそのゲームへの興味や関心が出てくると思います。
いろんな人のこだわりやおすすめの点を聞いて、好きなゲーム音楽の傾向を再認識したり、気になった音楽から新たなジャンルを開拓したりできるように思いました。
企画の感想をまとめると、「この曲のココがいい!みんな聞いてくれ!」という熱意が伝わってきてとてもよかったです。
大勢の前で発表は緊張しますが、皆さん自分のおすすめ曲を流し、それをきっかけに周りの方ともお話されていてよい雰囲気でしたよ。
(知っている曲が流れると、テンションがあがりますね。筆者は、流そうか迷っていた曲が流れたので、大変テンションが上がり椅子から3cmくらい飛び上がりました。桂三枝状態!)
一押し曲の発表が終わって休憩をはさんだ後は、演奏パートが始まりました。
(2)演奏パート
ゲストさんより、テルミン演奏「全ての人の魂の詩」
テルミンは、エレクトーンなどの元祖で、世界最古の電子楽器。
ロシアで1920年ごろ生まれました。人の歌声のような不思議に暖かい音色で、空気が震えます。
アンテナが2つあり、縦のアンテナに手を近づけると徐々に高い音が出て、音階が表現されます。横のアンテナには、手を上下すると音量が上がったり下がったりします。
テルミンは、「心の楽器」と言われ、緊張すると手に汗が出たり震えるのでなかなか演奏が難しい楽器だそうです。
ペルソナの名曲を演奏していただきましたが、本当にべラドンナ(ペルソナ2罪)が歌っているかのような妙(たえ)なる調べでした。
次に、もう一人のゲストさんが、即興でピアノメドレーの演奏を披露してくれました。
ファイナルファンタジーやクロノトリガーなどの音楽を次々と繰り出して演奏されました。
そのとき会場の外では天候が急変し、時々稲光がひらめいていたので、筆者は、なんだか演奏と呼応するようだなと感じました。
◆みんなで合奏
楽器経験あるなしにかかわらず、ゲーム音楽をみんなで演奏してみようというコーナーです。ゲーム「428-封鎖された渋谷で-」から「タマ」という曲を演奏しました。
ここで戸惑うゲストさん。でも!楽譜が読めない、経験があまりない人でも大丈夫です。
演奏前にその音楽を聞き、盛り上げてくれる指揮者もいます!
楽譜や楽器も用意して準備万端。なんと今回は、差し入れにラムネ菓子をいただいたため、それが即席のシェイカーになりました。おのおののスタイルで、心を一つにして「タマ」を演奏しました。
今回は、自由に自分の好きなゲーム音楽を紹介する企画と、みんなで一つの音楽を作っていく演奏パートもなごやかで、とてもよいゼミでした。
皆様、お疲れさまでした。
※次回ゲスト参加可能なゼミは、8月を予定しています。詳細決まり次第、お伝えします。