2013.04.14 (日) 第38回 2083ゼミ 活動レポート

第38回2083ゼミが4月14日に開催されました!
レポートはわたくし芹花が担当させていただきます。

風の強い日曜日でしたが、問題無く開催されました。
江戸川区のグリーンパレスにあつまったみなさん。
ゼミメンバー12人、ゲスト(一般参加の方)8人、と
なかなかゲストさんの多いゼミでした。

ゲストの中には楽団所属の方や逆に楽器経験のない方もいらっしゃいました。
レトロゲームにとても詳しい方も、ファミコン世代ではない方も。
いろいろな方が「ゲーム音楽が好き」と集まってくださるのは嬉しいですね。
初参加の方の自己紹介や、
みなさんのおすすめサントラや書籍紹介などがあり、
ゼミの前半メイン企画、グループワークの時間です。

今回のグループワークテーマは「語り合おう、ファミコン音楽」でした。

1983年のファミコン発売から今年でついに30周年です。
また、最近はさまざまな音楽の「8bitアレンジ」が出ていたりと、
再び注目をあつめている「ゲーム音楽の原点」と言っても過言ではない
ファミコン音源の魅力について、複数のグループに分かれ、語り合ってみました。

各班ごとに自分の知っているファミコンの音楽を流したり、
ゲームの思い出話などをを交えながらみなさん思い思いに語っていました。

さまざまな意見が出ましたが、その中から一部をわたしの独断で抜粋させていただきます。
ファミコン音源の魅力とは?

■ハッキリと定まった楽器がないので、アレンジなどでいろいろな形になることができる。

■作曲に音数、音色など制限のある中であの手この手で「理想」を求めていたところ。

■パートや音がハッキリとしていて頭に入りやすい。

などなど、興味深い意見がたくさん挙がりました!
ファミコン世代でない方も、音源を聴いたりなどで楽しんで語り合えたようです。

 

少し休憩をはさみ、後半メイン企画、ゼミメンバーによる講演の時間です。
今回の講演は「ファミコン音源講座」でした。

レトロゲーム音楽にくわしいゼミメンバーの方が音源について、
とてもわかりやすく講義してくださいました。

ファミコンを中心とした他のレトロゲーム機との音源の比較や、
矩形波や三角波などの音源の種類の解説など、
皆が「聞いたことはあるけど何なのかよくわかってないこと」を勉強することができました。

いろいろな得意分野を持つ方がいるこのゼミだからこそ、できたのではないのかな、と思っています。

 

さて、メインの企画が終わり、有志による演奏タイムです。
演奏を通じて、皆に曲を紹介したり、
はたまた楽器を始めたばかりの方がチャレンジの場として演奏してみたり、
堅苦しくない、自由な演奏タイムになっております。

今回は
ストリートファイターIIから「リュウステージ」をウィンドシンセサイザーで、
ICOから「Castle in The Mist」、ファイナルファンタジーXから「素敵だね」をブズーキという楽器で、
そして皆で楽器を持ち寄っての「みんなで合奏」で
ノーラと刻の工房より「刻の工房」が演奏されました。
今回のみんなで合奏はいろいろな方がいろいろな楽器で参加して下さり、大盛り上がりでした。
ピアノはもちろんエレクトーン、バイオリン、リコーダーやトライアングルなどなど。
また、DSのバンドブラザーズなどで参加される方もいらっしゃいました。
と、演奏タイムが終わり、今回のゼミは終了でした。みなさんおつかれさまでした。

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また今回のゼミで2083フリーペーパーの最新号が配布されました。
ゲーム音楽の演奏会やCDショップなどで見かけましたら、是非手にとっていただければ幸いです。
(くわしい情報はこちら → http://www.2083.jp/freepaper/vol05/
次回の5月のゼミはゼミメンバーのみの活動となります。
ゲスト参加可能なゼミはさらに翌月の6月になります。
詳細などは決まり次第こちらのブログで告知いたしますのでお楽しみに!